「うだるような日本の夏。エアコンをつけても、心まで涼しくなれない…そんな時にこそ、『最恐のホラー小説』を読みませんか?
背筋がゾクッとするような恐怖は、五感に訴えかけ、体感温度をグッと下げてくれる魔法のよう。この夏、あなたが本当に求める『涼』は、きっとホラー小説の中にあります。
2025年の夏に絶対に読んでほしい珠玉のホラー小説を厳選して10冊ご紹介します。
オーシャン
年間500冊以上の本に触れている私にお任せください
この記事で分かること
- この夏絶対読むべきホラー小説10選
- Kindle UnlimitedとAudibleの読み放題対象状況
お気に入りの一冊を見つけて、寝苦しい夜を乗り越えよう!
2025年夏、絶対に読むべきホラー小説10選!
近畿地方のある場所について
2025年映画化決定!日常に潜む不穏さがじわじわ迫る!禁断のリアル体験ホラー
ポチップ
あらすじ
オカルト雑誌制作のため、ライターの背筋は友人編集者の小沢と、近畿地方の“ある場所”にまつわる怪談の調査を進めていた。しかし、その場所への執着を深めていた小沢が突如消息を絶ってしまう。背筋は、小沢が残した情報や、ネットに散らばる奇妙な書き込み、そしてかつての被害者らしき人々の証言を集め始める。断片的な情報が線で結ばれ、やがて浮かび上がる“ある場所”の異様な姿。そこには、人智を超えた、ぞっとするような真実が隠されていた。読者もまた、その恐怖の調査に巻き込まれていく。
おすすめポイント
- 異常なまでの「リアルさ」
- じわじわと迫り来る不穏な恐怖
- 読者自身が「考察者」となる没入感
おすすめな人
- 心霊現象や怪談を、まるで実話のように体験したい人
- 都市伝説やインターネット怪談が好きな人
- 考察しながら読むホラーが好きな人
オーシャン
ぜひこの夏、小説も映画もどっちも見て欲しい一押しの作品です!
オーディブルで聴きましたが、怖くて何度も聴くのを中断しました……。
ぼぎわんが、来る
抗えない存在の恐怖!心臓を掴まれるようなノンストップホラー
ポチップ
あらすじ
新婚の田原秀樹の会社に、生まれる前の娘の名前を名乗る不気味な来訪者が現れる。その後、後輩は謎の噛み傷を負って憔悴し、秀樹の周囲でも怪異が頻発する。これらは、亡き祖父が恐れていた「ぼぎわん」という化け物の仕業なのか?愛する家族を守るため、秀樹は女性霊媒師・比嘉真琴に助けを求める。しかし、真琴が田原家を訪れるうちに、迫り来る存在が想像を絶するほど凶暴なものであると判明。怪談、都市伝説、民俗学が絡み合う中で、秀樹と家族は「ぼぎわん」の魔の手から逃れることができるのか、ノンストップの恐怖が始まる。
おすすめポイント
容赦ない絶望感と凶悪な存在: 得体の知れない「ぼぎわん」の圧倒的な存在感と、抗うことのできない恐怖が読者を襲います。登場人物たちが次々と追い詰められ、誰も救われないような絶望感が味わえます。
おすすめな人
- 純粋に「得体の知れない存在」の恐怖を味わいたい人
- 日本の怪談や都市伝説が好きな人
- ジェットコースターのような展開のホラーを求めている人
変な家
2024年文庫本で最も売れた考察・間取りホラー
ポチップ
あらすじ
ある知人が購入を考えていた都内の中古一軒家。一見普通に見えるその家の間取り図には、不可解な「謎の空間」が存在していた。その間取りを知り合いの設計士に見せると、専門家の目から見ても、そこかしこに「奇妙な違和感」が散りばめられていることが判明する。一体、なぜこのような奇妙な間取りになっているのか?そして、この家から忽然と姿を消した元住人は何者なのか?シンプルな謎から始まったはずの調査は、やがて予想だにしない恐ろしい真実へと繋がり、読者はその歪んだ構造の背後にある人間の闇と対峙することになる。
おすすめポイント
- 「間取り」から始まる新感覚ホラー
- 緻密な考察と謎解きの快感
- 動画発の「体験型」ホラー
おすすめな人
- 論理的な謎解きや考察が好きな人
- じわじわと忍び寄る不気味な雰囲気が好きな人
- 新しいタイプのホラーを求めている人
黒い家
一番怖いのは人間‼サイコホラー小説
ポチップ
あらすじ
生命保険会社の査定員・若槻慎二は、顧客宅で子供の首吊り死体を発見してしまう。まもなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な言動から若槻は他殺を確信し、独自に調査を開始する。ごく普通の隣人と思われた夫婦の背後には、想像を絶する悪意と狂気が潜んでいた。関われば関わるほど深まる闇、そして常識では考えられない猟奇的な行動に、若槻は精神的に追い詰められていく。人間の内側に潜む最も恐ろしい真実に直面した時、彼の日常は完全に破壊され、想像を絶する悪夢が待ち受けていた。
おすすめポイント
読後も尾を引く「嫌な怖さ」: 単に驚かせるだけでなく、人間の本質的な醜さや理不尽さを描いているため、読み終えた後も強い不快感と、ぞっとするような感覚が長く残ります。
おすすめな人
- 「人間が一番怖い」と感じるホラーが好きな人
- 息をのむようなサスペンス展開を求める人
- 精神的に追い詰められるような読書体験を求める人
残穢
日本の因習系ホラー小説
ポチップ
あらすじ
小説家である「私」のもとに、読者から寄せられた奇妙な手紙が届く。その手紙には、「今住んでいる部屋で奇妙な音がする」という相談が記されていた。軽い気持ちで調査を始めた「私」だったが、その部屋にまつわる過去の住人の不幸な出来事が次々と判明する。やがて、その場所だけでなく、周囲の土地や、さらに遠い過去の因習にまで「穢れ」が連鎖していることが明らかになる。まるでドキュメンタリーを読み進めるかのように、読者も「穢れ」の恐ろしい連鎖に巻き込まれ、身の毛もよだつ真実に直面していく。
おすすめポイント
- 日常に潜む「穢れ」の恐怖
- 徹底的な調査と考察の深み
- 日本の因習と土地の歴史が織りなす不穏さ
おすすめな人
- ドキュメンタリータッチのリアルなホラーが好きな人
- じわじわと精神的に来る恐怖を求める人
- 日本の歴史や民俗学的な要素に興味がある人
夜市
美しくも残酷な異界。夢かうつつか、夏の夜に浸りたい幻想ホラー
ポチップ
あらすじ
幼い頃、不思議な市場「夜市」に迷い込んだ少年・祐司は、そこで弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。以来、彼は野球部のエースとして活躍するが、その胸には常に弟を売った罪悪感が深く刻まれていた。やがて成人し、再び夜市を訪れる祐司。そこでは、時間や記憶、才能といったあらゆるものが売買され、奇妙な生き物たちが行き交っていた。幻想的でありながら、どこか不穏な気配をまとう夜市の闇。祐司はそこで何を見つけ、何を失うのか。選択と代償の果てに待つ、哀しくも恐ろしい運命が描かれる。
おすすめポイント
- 幻想的で美しい「異界」の描写
- 読後も心に残る独特の余韻: ホラーでありながら、どこか切なく、物悲しい読後感が特徴です。単に怖いだけでなく、人間の心の奥底に触れるような、繊細で奥深い物語が楽しめます。
おすすめな人
- 夏の夜に、夢と現の間のような物語を読みたい人: じめじめした暑さを忘れさせるような、非日常的で神秘的な、それでいてどこかゾッとする物語を求めている方におすすめです
- 幻想的な世界観のホラーが好きな人
- 心理的な恐怖や「心の闇」に興味がある人
恐い間取り
実話に基づいた恐い間取り。あなたの家は大丈夫?
ポチップ
あらすじ
世にいう「事故物件」とは、前の住人が殺人や自殺、孤独死などで亡くなった部屋や家のこと。そんな“ワケあり物件”ばかりを渡り歩き、実際に住み続ける「事故物件住みます芸人」松原タニシ氏が、自身の体験や集めた話を間取り図付きで綴る実話怪談集。住むとひき逃げに遭う部屋、前の住人が連続で自殺した部屋、黒いシミが浮かび上がる部屋…。日常に潜む些細な異変から、目を背けたくなるような戦慄の現象まで、数々の怪奇が読者を襲う。あなたは、その間取りに隠された真の恐怖に耐えられるか?
おすすめポイント
「実話」がもたらす究極のリアルな恐怖: 実際に著者が体験したり、取材で得た話ばかりなので、作り話にはない生々しい怖さが読者に迫ります。「本当にあったこと」という事実が、想像力を掻き立て、背筋が凍るような感覚をもたらします
おすすめな人
- 実話怪談や都市伝説が好きな人
- 日常に潜む不気味さや異変に敏感な人
- 視覚情報で恐怖を深めたい人
ドールハウス
2025年映画化決定のドールホラーミステリー
ポチップ
あらすじ
幼い娘・芽衣を失った悲しみの中、佳恵は骨董市で芽衣にそっくりな人形と出会い、亡き娘のように可愛がり始める。人形を溺愛することで元気を取り戻した佳恵だが、新しい娘・真衣が生まれると、人形は次第に忘れ去られる。しかし、5歳になった真衣がその人形と遊び始めた頃から、一家に奇妙な出来事が頻発し始める。捨てても、供養に出しても、なぜか家に戻ってくる不気味な人形。その愛らしい見た目の裏に隠された秘密とは?そして、家族に次々と降りかかる怪奇現象の先に、衝撃的な真実が待ち受けていた。
おすすめポイント
- 「愛らしさ」と「恐怖」のコントラスト
- 捨てても戻る、抗えない不気味さ
- ミステリー要素が絡む奥深い物語
おすすめな人
- 呪いの人形系ホラーが好きな人: チャイルドプレイやアナベルのような、人形が絡む恐怖物語に魅力を感じる方におすすめです
- 心理的な不穏さや、日常が壊れていく描写が好きな人
- ホラーの中にミステリー要素を求める人
火喰鳥を、喰う
2025年映画化決定のホラーミステリー
ポチップ
あらすじ
信州で暮らす久喜雄司の身に、二つの異変が立て続けに起こる。一つは、先祖代々の墓石が何者かに破壊されたこと。もう一つは、太平洋戦争末期に戦死した大伯父・貞市の日記が突如として届いたことだ。その日記には異様な生への執着が記されており、届いた日から久喜家周辺では不可解な現象が頻発し始める。貞市と共に従軍した藤村の家の消失、日記を見つけた新聞記者の狂乱、雄司の祖父の失踪。さらに、日記には奇妙な「ヒクイドリヲクウ ビミナリ」という見慣れない文章が浮かび上がる。雄司は妻と共に、超常現象に詳しい北斗総一郎を頼るが…。
おすすめポイント
- 歴史と超常現象の融合
- 謎が謎を呼ぶ本格ミステリー
- じわじわと忍び寄る不穏な空気
おすすめな人
- ミステリーとホラーの融合作品が好きな人
- 日本の近代史や戦争の背景に興味がある人
- じわじわと精神的に来る、不穏な恐怖を求める人
オーシャン
10月3日映画公開ですので、今読んだら予習になりますね!
おごさま
人間の業と欲望が紡ぐ、究極の現代因習ホラー!
ポチップ
あらすじ
北関東の実家を飛び出し、東京の歓楽街でホストにハマった18歳のさあや。推しのカイトに身体を使って稼いだ大金を貢ぎ続けるが、約束は果たされず借金だけが増えていく。追い詰められた彼女は、実家に伝わる繭のような呪具「おごさま」に救いを求める。祖母は「なんでも願いを叶えるが、代償に身体の一部を捧げる」と遺言を残し、決して使うなと戒めていた。しかし、カイトの身も心も全て手に入れたいさあやは、その禁忌の儀式を始めてしまう。それは、想像を絶する取り返しのつかない惨劇の幕開けだった。
おすすめポイント
- 現代社会の闇と因習ホラーの融合
- 生々しい代償がもたらす生理的恐怖
- 人間の「業」と欲望の究極を描く
おすすめな人
- 現代社会のダークな部分が描かれたホラーが好きな人
- 身体的損傷やグロテスクな描写に耐性があり、それがもたらす恐怖を求める人
- 人間の欲望や狂気がもたらす恐怖に惹かれる人
ホラー小説をさらにお得に楽しむ!Kindle UnlimitedとAudibleの魅力
Kindle Unlimitedで読書体験を広げよう
Kindle Unlimitedは、Amazonの電子書籍kindleの読み放題サービスです。今回紹介した作品もいくつか対象です。
- 月額料金:980円
- 読み放題数:500万冊
- ジャンル数:28ジャンル(小説、漫画、雑誌、ビジネス書、実用書など豊富)
- メリット:スマホやタブレッドなどで、いつでもどこでも読書ができます!
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Audibleで「聴く読書」を体験!
Audible(オーディブル)は、プロの声優や俳優が朗読するオーディオブックを聴き放題できるサービスです。今回紹介した作品もいくつか対象です。通勤中や家事をしながら、ホラー小説の世界に浸ってみませんか。
- 月額料金:1,500円
- 読み放題数:20万冊
- ジャンル数:小説が豊富‼他、ビジネス書や自己啓発書、実用書など
- メリット:スマホがあれば、すぐにながら聴きができます!
まとめ:この夏、最高の恐怖体験をあなたに!
この記事では、背筋が凍る夏に読みたいおすすめのホラー小説を10冊に厳選しご紹介しました。
どの作品も傑作揃いです!
おすすめのホラー小説10選
- 近畿地方のある場所について
- ぼぎわんが、来る
- 変な家
- 黒い家
- 残穢
- 夜市
- 恐い間取り
- ドールハウス
- 火喰鳥を、喰う
- おごさま
この夏、うだるような暑さを忘れさせてくれる最高のパートナーは、きっとホラー小説です。背筋がゾクッとするあの感覚は、まさしく心と体をクールダウンさせる、最高のエンターテイメント。
今回ご紹介した10選は、どれも読書好きの私が自信を持っておすすめする傑作ばかり。 さあ、あなたはどの恐怖を選びますか? お気に入りの一冊を見つけて、2025年の夏を、今までで一番涼しく、そして記憶に残るものにしてくださいね!