「禁酒は意志が強くないとできない」と、思っていませんか?
実はそれ間違いです!意志の力になんて頼らなくていいんですよ。もし禁酒に失敗したことがあっても自分を責める必要は微塵もありません。
禁酒は意志が1割、仕組みが9割
垣渕 洋一 | 「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本
私も本書を読んで仕組みを変えたことで、禁酒初期の飲みたい強い波を乗り越え禁酒に成功することができました。
お酒をそろそろ辞めようかなという方も、量を減らしたいなと考えている方にも有益な情報です!
禁酒を成功に導くための「専門医の教え」を応用した3つの仕組み
仕組み1:飲酒のトリガーを断つ「環境の仕組み」
まずは、お酒を目に入れない環境設定が効果的です!
アルコール依存症の方は、断酒後2~4日が離脱症状がピークに達し、この不快な症状を避けるためお酒が飲みたくなるそうです。
もちろんこの記事をご覧になっている方は、アルコール依存症と診断されていない方がほとんどでしょう。私もそうです。
しかし、そこまでお酒の量や頻度が多くなかった私でも、禁酒を始めて数日で飲みたい気持ちになりました。そしてそれは、十五夜がピークに…。
偶然インスタで、ドクターコパという風水の達人が、「十五夜の日にお月様を見ながら日本酒を飲むと運気が上がる」というモノを見かけました。それがトリガーになって危うく飲みそうになったんです。
がしかし‼お酒を目に入れないという仕組み化を実践していたので、家にはお酒はありません。お酒を飲みたい衝動は3~5分ほどで落ち着くと言われています。私の飲みたいという強い波も落ち着き、飲まずに禁酒を継続できました。
禁酒を成功させたいなら、まずは家にあるお酒を処分しましょう!もし捨てるのをためらうなら売るという選択もありますよ。

仕組み2:晩酌の「習慣」をノンアルコールに「上書き」する仕組み
以前、おすすめのノンアル10選の記事でも書きましたが、晩酌の時間にノンアルコールを飲むことをルーティン化することが禁酒に有効です。
禁酒を始めるといつもの晩酌の時間になると「飲みたい」という気持ちが高まります。
これは、「夜寝る前に歯磨きしないとなんか気持ち悪い」ということと同じ。習慣化された行動が急に変わると違和感を感じ、再びお酒を飲んでしまう原因になります。
そこで、意志の力で飲まないようにするのではなく、晩酌の時間は『ノンアルを飲む時間』にして、以前の晩酌時間をノンアルで上書きすれば良いんです。
最近のノンアルは本物以上に美味しい‼私も冷蔵庫のビールが入っていたスペースにはノンアルをたくさん入れています。
仕組み3:「衝動」をやり過ごすための「時間管理」の仕組み
大切なことなので繰り返しますね。お酒を飲みたい衝動は3~5分ほどで消失することがほとんどです。
重度の依存症者でも、病的で強烈な飲酒欲求が続くのは約30~1時間と言われています。
垣渕 洋一 | 「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本
このピーク時間に気を紛らわす行動を決めておく仕組み作りも禁酒成功のカギを握っています!
このように体を動かすこともいいでしょう。私の場合は、スマホがあればすぐに読書ができるAudibleを使っています。聴く読書なので、普通の読書よりも刺激が合って気が紛れるのでおすすめです。それに「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本が聴き放題ということもポイント。
『飲みたい‼』という強い波はいつまでも続くわけではありません!自分なりの方法を備えておき、この魔の時間を乗り越えましょう。
飲まない仕組みをさらに強固にする「マインドセット」
「酒は百薬の長」という固定観念を知識で破壊する
酒は百薬の長って聞いたことありますよね。適量のお酒は、どんな良薬よりも効き目があるという意味のことわざです。
しかしこの言葉は酒税のためのキャッチコピーだったんです!
大昔の中国の皇帝「王奔(おうもう)」という人が、酒税を創設し、消費を促進するために言ったことが現代まで続いているだけのようです。
たしかに『気持ちが楽になる』などの薬理効果はあるそうですが、肉体的な健康面ではメリット0です。
詳しくは「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本をご覧ください。意外と知らなかったお酒の真実が知れてあなたのこれまでの常識が崩れますよ。禁酒本で一番おすすめです。読んでみた感想や体験談をこちらの記事でまとめました。
「やめたメリット」を可視化する(記録の仕組み)
禁酒したことで得られた変化を毎日記録してみましょう。
禁酒によって得られたメリットが一覧で分かると、禁酒のモチベーションに繋がります。それに今飲んだら今日の日記の続きが書けないと思ったら、飲まないでおこうと本気で思います。
私の場合は簡単ですが、このように記録することでモチベーションが上がり禁酒を継続できています。
日数 | 禁酒後の変化 |
---|---|
1日目 | 特になし |
3日目 | ・体が軽い!だけど頭が悪い(笑) ・文章が頭に入らない |
6日目 | 泥のように眠れた‼ |
11日目 | 疲れにくさと思考のクリア度が顕著 |
Xに禁酒の体験談を投稿し、メモ代わりに使っていました。約1か月間の禁酒後の変化はこちらの記事でまとめています。
やってみると禁酒後の変化に敏感になり、より気づきが増えますよ。

「体が軽い!だけど頭が悪い(笑)」なんて考えていたことを忘れていました。
しかし、段々と思考がクリアになってくる記録を読み返すと、もう飲みたくないですね。
まとめ:仕組みは誰でも作れる。進化する自分を想像しよう
この記事では、アルコール専門医の教えと、禁酒成功者の私の体験談をもとに、禁酒を成功させる3つの仕組みについてご紹介しました。
よく、お酒を辞められないのは怠けた性格だから。という言葉を聞きますが、これは大きな間違いです。
お酒は薬物、意志の力は関係ありません。
お酒を辞めたいなと思っている方はこの記事を参考に、生活の仕組みを変えてみてはいかがでしょうか。私は禁煙に成功した時よりも、禁酒成功中の今の方がメリットを強烈に感じています。
禁酒を成功した自分を想像して、ぜひ一歩踏み出してみてください。きっと生まれ変わった自分に出会えますよ!
ここまで読んで頂きありがとうございました。あなたの禁酒成功と豊かな未来を祈っています。