「読書感想文、原稿用紙5枚なんて絶対に無理…」
「去年の感想文で『あらすじばかりだ』とダメ出しされた(または、先生から『ただの要約はダメだぞ』とプレッシャーをかけられている)」
そんなふうに絶望している中高生のあなたの悩みを解決します!
この記事では、中学生、高校生のあなたがあらすじを書かなくても、書きたいことが溢れてくる方法と、文章が圧倒的に書きやすくなる型をご紹介します。
夏休みの1日目で読書感想文を終わらせてみませんか?
書く前にこれだけ!「書きたいことが溢れてくる」3つの質問
読書後、3つの質問を自分にするだけで書きたいことが決まります。というよりも、原稿用紙5枚では足りないと思うかもしれません。この方法は、書評家の三宅香帆さん著『「好き」を言語化する技術』を読んで学び、実践から得られた方法を私なりにお伝えします!
この3つの質問を自分に問いかけるだけで、読書感想文の8割は完成したと言っても、過言ではありません!
それでは、この方法のポイントを解説します。
一番心に残った(心が動いた)場面はどこ?
その場面を読んでどんな気持ちになったの?
なぜその気持ちになったのか?(ここが文字数稼ぎのタネ)
ここからが重要です。あなたが抱いた感情を大きく分けると【ポジティブ】と【ネガティブ】に分けられるはずです。
そこからなぜその気持ちを抱いたのか深掘りしていきます。
【ポジティブ】な感情の場合
読書でポジティブな気持ちになる理由は、大きく分けて「共感」と「驚き」だと言われています。
- 共感:「あ、これ自分も経験ある!」「主人公の気持ち、めっちゃ分かる!」と、自分の過去の楽しい体験や好きなものと重なった時。
- 驚き:「こんな世界があるんだ!」「自分には思いつかない行動だ!」と、自分にはない新しい価値観に触れた時。
この「自分と比べてどうだったか?」という理由をノートに書き出しておきましょう。これが後で、原稿用紙の行数を一気に稼いでくれる最強の武器になります。
【ネガティブ】な感情の場合
読書でネガティブな気持ちになる理由は、「不快」と「退屈」だと言われています。実は、このネガティブな感情こそが、感想文で一番文字数を稼げる「お宝」なんです。
- 不快:「この登場人物の行動、どうしても許せない」「こういう性格の奴、クラスにもいて嫌い」など、自分の持っている正義感やトラウマ(嫌な経験)とぶつかった時。
- 退屈:「興味がない」「自分とは住む世界が違いすぎる」と感じた時。
「なぜこの主人公が嫌いなのか」「なぜ許せないのか」、その理由を自分の過去の経験(誰かにされて嫌だったこと等)と結びつけて書き出してみてください。「面白かったです」と書くより、100倍深くて文字数が多い感想文になりますよ。
原稿用紙が余裕で埋まる!文章が圧倒的に書きやすくなる「PREP法」
さて、書きたいこと(あなたの感情と理由)が溢れてきたら、あとはそれを「大人の型」に流し込むだけです。
あらすじを書かなくても文章がスラスラ進む最強の型、それが社会人も仕事で使っている「PREP(プレップ)法」です。以下の4つの順番で書くだけで、説得力のある大人の文章が完成します。
先生が読書感想文で一番読みたいのは「本の内容(あらすじ)」ではなく、「本を読んであなたがどう感じたか、どう変わったか」です。
だからこそ、「E(具体例)」の部分に、先ほど準備した「自分の感情の理由(過去の体験談や失敗談)」を思いっきり長く書くのが、原稿用紙5枚を最速で埋める唯一の正解なんです。
【コピペOK】PREP法を使った感想文の完成見本(成瀬ver)
「理屈は分かったけど、具体的にどう繋げればいいの?」という人のために、実際の完成見本(『成瀬は天下を取りにいく』の場合)を用意しました。
この流れを真似して、自分の選んだ本と体験談に当てはめるだけで、どんな本でも大人な文章が完成しますよ!
- 【P:結論】
私はこの本を読んで、周りの目を一切気にせず挑戦し続ける主人公・成瀬あかりの姿に、強い衝撃と憧れを感じました。 - 【R:理由】
なぜなら、私を含め多くの中学生は、いつも「周りからどう見られているか」「浮いてしまわないか」を気にして、無難な行動ばかりとってしまうからです。 - 【E:具体例】★自分の体験談を書いて文字数を稼ぐ!
例えば私は、授業中に答えが分かっていても「もし間違えてみんなに笑われたらどうしよう」と恥ずかしくなり、絶対に手を挙げることができません。
部活や行事でも、なるべく目立たないように生きてきました。
しかし成瀬は違います。閉店するデパートのテレビ中継に毎日映りに行ったり、M-1グランプリに出場したりと、他人に「変なやつ」と思われても、自分のやりたいことを全力で貫き通します。最初は「変わった子だな」と思って読んでいましたが、実は一番メンタルが強くてかっこいいのは成瀬なのだと気づかされました。 - 【P:結論】
新しいことに挑戦するには勇気がいりますが、成瀬の「100やって1つでも達成できたらいい」という言葉に背中を押されました。私もこれからは失敗を恐れず、まずは〇〇に挑戦してみたいです。
いかがですか?この「自分の体験談(授業中の挙手など)」を、部活の悩みや友達とのエピソードなどに変えてどんどん長くしていけば、原稿用紙5枚なんてあっという間に埋まってしまいます!
原稿用紙5枚を確実に埋める!PREP法を「ループ」させる裏技
「でも、PREP法1回(1つの体験談)だけじゃ、原稿用紙5枚も埋まらないのでは?」
鋭いですね!その通りです。1つのPREP法で自然に書けるのは、せいぜい原稿用紙2〜3枚(800〜1200文字)くらいが限界です。
では、原稿用紙5枚(2000文字)以上の指定がある場合はどうすればいいのでしょうか?答えは簡単。「PREP法を2〜3回繰り返す(ループさせる)」だけです。
ステップ1の「自分への3つの質問」で、心が動いた場面にいくつか付箋を貼りましたよね?その中から、特に書きやすいものを2〜3個選びます。そして、以下のように組み立ててみてください。
- 【導入】この本を選んだ理由と、全体を通した感想(※選んだ理由は書かなくても大丈夫です)
- 【PREP 1回目】1つ目の付箋の場面について(結論・理由・自分の体験談①・結論)
- 【PREP 2回目】2つ目の付箋の場面について(結論・理由・自分の体験談②・結論)
- 【まとめ】本全体から学んだことと、今後の自分の目標
例えば、前半は「主人公の行動に驚いた話(自分の失敗談)」を書き、後半は「脇役の言葉に共感した話(部活での体験談)」を書く、といった具合です。
このようにPREP法をブロックのように組み合わせるだけで、あらすじを一切書かずに、原稿用紙5枚でも10枚でも無限に文字数を増殖させることができますよ!
最後の仕上げ!さらに文字数を稼ぐ「3つのズルい着眼点」
PREP法をループさせても、「あともう1枚分(400字)だけ足りない…!」という時のために、中高生だけが使える「3つのズルい着眼点」を教えます。これを1つ混ぜるだけで、簡単に文字数が増えるだけでなく、先生からの評価も爆上がりしますよ。
- 主人公に本気で反論してみる
「主人公はこう行動したが、私なら絶対にこうする。なぜなら〜」と、あえて違う視点からの意見(ネガティブな感情)を書くと、それだけで立派な考察になります。 - 現代の社会問題と比べてみる
「この物語の世界と、今の日本の〇〇というニュースを比べると〜」と、ニュースで見た情報を混ぜると、「社会のことがよく見えている」という大人な文章になります。 - 脇役にスポットを当てる
「主人公ではなく、あえて嫌な奴だった〇〇の気持ちになって考えてみると〜」と、視点を変えるだけで、他の人とは絶対に被らないオリジナルの感想が書けます。
【中学生・高校生向け】PREP法でスラスラ書ける「おすすめ本」はこれだ!
さて、書き方の「型」は完璧にマスターしましたね。でも、実は一番大事なのは「PREP法(特に具体例)が書きやすい本を選ぶこと」です。
いくら型を知っていても、自分の感情が動かない本(難しすぎる本や、興味がない本)を選んでしまうと、手がピタッと止まってしまいます。
そこで、「自分の意見」や「リアルな悩み」が溢れ出して、原稿用紙があっという間に埋まる最強の7冊を学年別に厳選しました。まだ本が決まっていない人は、ここから選べば絶対に失敗しませんよ!
どうしても活字が読めない人へ!「オーディブル」で聴く裏技
「本は決まったけど、文字を読むのが遅くて時間がない…」「活字を見ると眠くなる…」という活字アレルギーの人に、最後の裏技を教えます。
それは、プロのナレーターが本を朗読してくれるAudible(オーディブル)を使った「聴く読書」です。
通学中の電車やバスの中、寝る前のベッドの中など、スマホにイヤホンを挿して聴くだけで、あっという間に1冊分のインプットが終わります。
「でも、お金がかかるんじゃ…?」と思ったあなた。実はオーディブルには「30日間の無料体験」があります。
親御さんに「宿題の感想文で絶対に必要だから、無料体験だけ登録させて!」とお願いして、サクッと宿題を終わらせてしまいましょう。大人の名作もたくさんあるので、親御さんも一緒に楽しめて一石二鳥ですよ!
まとめ:型さえ分かれば、読書感想文は1日で終わる!
この記事では、中高生向けに読書感想文の書き方と、原稿用紙5枚を簡単に埋める方法をご紹介しました。
- 本を読みながら、心が動いた場面に「付箋」を貼る
- 読み終わった後、心が動いた場面でどんな気持ちになったのか、なぜその感情が生まれたのかメモする
- 付箋を貼った場面について「PREP法」の順番で書く(※具体例・体験談を思いっきり長く!)
- 文字数が足りなければ、別の付箋を使って「PREP法」をもう一度繰り返す
たったこれだけで、あの面倒だった読書感想文は1日もあれば余裕で書き終えることができます!
「正解」なんてありません。あなたが本を読んでどう感じたか、それがすべてです。自信を持って、あなただけの体験談を原稿用紙にぶつけてみてくださいね。応援しています!
