あんなに好きだった読書が、働くようになったら読めなくなった…。

だけど気づいたら、スマホはいじっている
記事を読んでいる、あなたにもこんな経験はないでしょうか?
まさしくこの状況が当てはまる私には、響く内容でした。
ですが、タイトルの結論までが長く途中で挫折しそうになりました…。
そのため、本書に興味がある人の為に、簡単に要約してお伝えしようと思います。
この記事を読んでから、本書を読むときっと読みやすいと思います。
【基本情報】三宅香帆/なぜ働いていると本が読めなくなるのか
作品情報
タイトル:なぜ働いていると本が読めなくなるのか
著者:三宅香帆
出版社:集英社
発売日:2024年4月17日
ジャンル:新書、ノンフィクション、ライフスタイル、教養
著者情報
プロフィール
三宅香帆(みやけかほ)さんは、1994年生まれの文芸評論家です。
高知県出身。
京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了。
読書の他にも、宝塚などの推しがいるようです。
YouTubeチャンネルも配信しています。

楽しそうに本を紹介するから、紹介した本全部欲しくなるんだよな~
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の受賞歴
この1冊だけでも色んな賞を受賞されています。
- 新書ノンフィクションで2024年年間ベストセラー1位
- 第2回書店員が選ぶノンフィクション大賞2024 受賞
- 新書大賞2025受賞
- 紀伊國屋じんぶん大賞2025 3位
- キノベス!2025 5位

2024年の新書といえば、本書が一番輝いていました‼
三宅香帆の他のおすすめ作品
他にも多数、著書がありますが、『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』がおすすめです!
自分の好きな作品を人に教えたいのに、上手く言語化できない‼
こんな悔しい思いを晴らしてくれる1冊でした。
こちらの本も要約しましたので、興味のある方はこちらをご覧ください。
【あらすじ】三宅香帆/なぜ働いていると本が読めなくなるのか

「なぜ働いていると本が読めなくなるのか⁉」
まさしくタイトル通りの疑問を、日本の労働と読書の歴史から、紐解いていきます。
そして、終盤では、働きながら本を読むコツも収録しています。

忙しくても本が読みたい!
そんな方は必見だよ。
【要約】三宅香帆/なぜ働いていると本が読めなくなるのか

結論:労働で本を読む時間と気力が減るから読めない
なぜ働いていると本が読めなくなるのか?
結論はシンプルでした。
労働で本を読む時間が減る&本を読む気力が減るから。
こんな趣味も楽しめない社会に問題があるから、一人ひとりの労働の意識を変えて、趣味を楽しめる社会を作っていこうと提言しています。
知識(ノイズあり)と情報(ノイズなし)
知識と情報は似ていますが、この分け方に納得しました。
- 情報とは、自分が知りたいこと
- 知識とは、自分が知りたい情報+ノイズ
ここでいうノイズとは、自分が知りたかった情報に付随してくる情報。つまり、余計に感じてしまう情報のことです。
余裕があればそのノイズだって本来楽しめたはず。
労働で忙しくなって、余裕がなくなったからノイズを含んでしまう『本を読む』ことができなくなった。
皆で半身で働く社会を作ろう
本書では、半身で働く方法には触れていません。
ただ、労働は望んで自分から長時間働く場合もある。
それが周りに同調してしまい長時間労働の社会になっている可能性もある。
なので、一人一人が労働に全身全霊で臨むのではなく、半身で働こうという意識を作り、この社会を変えていかないかと提言しています。
半身で働く人が増えれば、やがてその考え方が伝播し、読書などの趣味を楽しみやすい社会になるのではないか。
そして読書も半身で楽しもう
そして労働だけでなく、読書も全身全霊をやめませんか?
気合いをいれないで、さらっと読むと案外楽しめます。
さらに働きながら本を読むコツについては、本書をお手に取ってご覧ください。
きっと仕事と読書の両立ができるようになるヒントがもらえますよ!
【見どころ】三宅香帆/なぜ働いていると本が読めなくなるのか

労働と歴史の関係
明治、大正、昭和、平成、令和と、それぞれの時代での読書に対する価値観や歴史を知ることができます。
なるほど~。だからこの時代は、労働が忙しくても本が読めたのか!
など、興味深い内容が満載です。
読書好きならたまらないかもしれません。
最終章の「全身全霊」をやめませんか?
要約でも一部触れましたが、仕事と読書に全身全霊になることを読めないか?
という提言は私にとって一番響いたかもしれません。
タイトルの答えが分かる大詰めをお楽しみください。
働きながら本を読むコツ
忙しくても本が読めるコツを6つ紹介しています。
どの提案も納得できることばかりでした。
そして、読んですぐ実践したくなる内容です。
きっとこのコツを知ることで、明日からの読書ライフに革命が起きることでしょう。
あと5つのコツは、ぜひ本書をお手に取って読んでみて欲しいです。
【書評】三宅香帆/なぜ働いていると本が読めなくなるのか

まえがきの入りだしは興味深かった
本書の導入では、著者の三宅香帆さんの仕事をしてから本が読めなくなった悔しさがひしひしと伝わってきました。
その気持ちにとても共感できたため、本書により興味を持てました。
読書家・代表みたいな三宅香帆さんでも本が読めない時代があったのか。
恐るべし労働。
『結論』と『著者の想い』を先に知りたかった
まえがきの次の章から、労働と読書の歴史についての話になります。
その章のボリュームがあり、タイトルの結論に出るまでが待ち遠しかった。
正直、途中で挫折しそうになりました。
また、引用が多かったので、著者の考えが少しですが薄く感じました。
最後まで読んだからこそ良書と思えた
最終章では、ようやく本書の結論が出ました。
また、この章でようやく著者の想いを知れたように感じます。
ここまで読めば、タイトルと内容の整合性が取れて、良書だったと思えました。

諦めず読んで良かった
この記事を読んだ方はきっと、本書をより読みやすくなったと思います。
ぜひ、要約を今一度、確かめてから本書をご覧ください。
仕事は難しいが、読書は半身で読もうと思った
本書を読んで、実践したいことは読書をさらっと楽しむこと。
つい読書する時って、気合いを入れるというか身構えちゃうんですよね。
きっと頭に入れるぞ!とか考えているからだと思います。
そうではなく、「まずは5分でも読んでみよう。」「読み返さずさらっと読み続けよう」
私はそう思っています。
また、書店巡りをして読書のモチベーションも上げたいと思います。
モチベーションって何をするにも大事ですよね。
本当にしたいことって、どんな時でもできますから。
【おすすめな人】三宅香帆/なぜ働いていると本が読めなくなるのか

働いてから本が読めなくなった人
読書が好きだったのに、働いてから本が読めなくなったと悩んでいる方は必見です‼
本書は、働くと本が読めなくなる理由や本を読めるようになるコツが満載です。
ぜひ、本書で、再び読書を楽しめるようになりましょう。
読書の歴史を知りたい人
昔の時代に流行っていたジャンルや読書環境、図書館の存在など、本に関する情報がふんだんに載っています。
読書のが好きで、読書の歴史についても知りたい方はおすすめです。
色んな情報をこの1冊にきれいにまとまっています。
三宅香帆さんを推している人
読書家であり、文芸評論家であり、YouTuberの三宅香帆さんのファンの方はぜひ読んでみませんか。
読書に対する熱い想いが、伝わってくる書籍となっております。
【まとめ】三宅香帆/なぜ働いていると本が読めなくなるのか
仕事してから、本が読めなくなった。
読書好きなら誰しもが悩むこの問題を、真剣に追求したのがこの1冊です。
ぜひ、仕事と読書を両立するコツが知りたい方は、本書をお手に取ってみてください。
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入会も退会方法も以下の感想を書いた記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
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