「面白そうな本がたくさんあるけど、どれから聴こう…」「Audibleのライブラリーがパンク寸前で、結局何が聴きたいのか分からない!」 Audibleを愛用するあなたなら、こんな悩みを一度は抱えたことがあるのではないでしょうか? 無限に広がるオーディオブックの世界は魅力的ですが、その多さゆえに「積ん読(積ん聴き)」状態になってしまったり、本当に聴きたい本を見失ってしまったりすることもありますよね。
近年、Audibleには月額1,500円で20万冊以上が聴き放題の「プレミアムプラン」と、月額880円で毎月好きなオーディオブックを1冊選べる「スタンダードプラン」という、新しい料金プランが加わりました。これにより、サービスがさらに便利になった反面、どの本が「自分のもの」になるのか、どの本が「聴き放題」の対象なのか、管理がより複雑になったと感じる方もいるかもしれません。
実は、Audibleにはこの悩みをスッキリ解決し、あなたの「聴く読書」ライフを格段に快適にする便利な機能があります。それが「ウィッシュリスト」と「ライブラリー」です。
この記事では、Audible歴2年の筆者が、この二つの機能をどう使い分ければ、もっと賢く、もっと効率的に「聴く本」を選び、管理できるのかを徹底解説します。この記事を読めば、あなたもウィッシュリストとライブラリーをしっかり理解し、Audibleで「聴きたい本」を迷わず管理できるようになりますよ!
さあ、あなたも今日から「聴く本」の賢い管理術を身につけて、充実したオーディオブックライフを送りましょう!
まず確認!Audible(オーディブル)とは?
Audible(オーディブル)は、Amazonが提供するオーディオブックサービスです。プロのナレーターが本を朗読した「聴く本」を楽しむことができます。2025年6月1日より、月額制の「プレミアムプラン」(20万冊以上聴き放題)と「スタンダードプラン」(毎月1冊好きな作品を選べる)という2つの主要なプランが提供されており、単品購入も可能です。
詳細はこちらの記事をご覧ください:【最新】Audibleの登録方法から使い方まで画像付きで徹底解説!初心者でも迷わない完全ガイド
Audibleの「ウィッシュリスト」とは?特徴・メリット・デメリット

ウィッシュリストは、「後で読みたい、気になる本を一時的にリストアップしておく」ための機能です。本屋さんで気になる本を見つけたら、とりあえず付箋を貼ったりメモしたりする感覚に近いでしょう。
ウィッシュリストの特徴
- 聴きたいと思った本を気軽に保存できるリスト機能
- 購入前・未ダウンロードの作品を対象とする
ウィッシュリストのメリット
- スマホの容量を使わない: 作品データをダウンロードするわけではないので、端末のストレージ容量を消費しません。どれだけたくさん追加しても容量を気にせずリストを作れます。
- リストを整理しやすい: 「とりあえず気になる」本をここに入れておくことで、実際に読む予定の本(ライブラリーにある本)と区別し、ライブラリーがごちゃごちゃするのを防げます。
- 読みたい本を忘れない: 後で読もうと思った本を忘れてしまったり、探し直す手間を省いたりできます。
ウィッシュリストのデメリット
- 聴き放題が終了すると聴けなくなる可能性: オーディブルのプレミアムプランの聴き放題対象作品をウィッシュリストに入れていても、その作品が聴き放題の対象から外れてしまうと、後からリスト経由で無料で聴くことはできなくなります。(※別途購入すれば聴けます)
- オフライン再生はできない: リストにあるだけでデータはダウンロードされていないため、オフライン環境では再生できません。
Audibleの「ライブラリー」とは?特徴・メリット・デメリット

ライブラリーは、「購入済み、またはダウンロードして端末に保存した作品を管理する」ための機能です。あなたが「所有している(単品購入済み、またはコインで購入済み)」か「現在聴くためにダウンロードしている(プレミアムプランの聴き放題作品、スタンダードプランで毎月選んだ作品)」作品が入ります。
ライブラリーの特徴
- 単品購入作品、プレミアムプランの聴き放題作品、スタンダードプランで毎月選んだ作品のリスト
- オフライン再生が可能
ライブラリーのメリット
- 保存できる冊数に制限がない: (端末容量が許す限り)ダウンロードしてライブラリーに追加できる作品数に制限はありません。プレミアムプランの聴き放題対象作品であれば、何冊でもダウンロード可能です。
- オフライン再生ができる: ダウンロード済みの作品は、インターネット接続がなくてもいつでもどこでも再生できます。
- 単品購入作品は永続的にアクセス可能: 別途料金を支払って購入した作品は、Audible会員を退会した後も聴き続けることができます。(※プレミアムプランの聴き放題作品やスタンダードプランで選んだ作品とは扱いが異なります。詳細は後述の「【重要】Audibleを退会するとダウンロードした作品はどうなる?」で詳しく解説)
ライブラリーのデメリット
- スマホの容量を使う: 作品データをダウンロードするため、端末のストレージ容量を消費します。長時間の作品や高音質でダウンロードすると、多くの容量が必要です。(容量不足の対処法については、[【最新】Audibleをオフライン再生する方法!通信量・容量のデメリットと解決策を徹底解説]なども参考に)
- 容量の目安(標準音質の場合): 1時間あたり約15MB
- 例:5時間の作品で約75MB、10時間の作品で約150MB程度
- リストがごちゃごちゃしやすい: 「後で読みたい」「今読んでいる」「読み終わった」など、様々な状態の本が混在しやすく、管理が煩雑になることがあります。
Audible「ウィッシュリスト」と「ライブラリー」の賢い使い分け方

それぞれの特徴を踏まえると、ウィッシュリストとライブラリーは、あなたの「聴きたい!」と思った本の状態や読書の計画に合わせて使い分けるのが最も賢明です。
それぞれの機能比較
ウィッシュリスト | ライブラリー | |
---|---|---|
目的 | 後で聴きたい・気になる本を保存 | 購入済み・ダウンロード済み管理 |
状態 | 購入前・未DL | 購入後・DL済み |
保存期間 | 聴き放題対象中はリストから無料でアクセス可(※対象外になると不可) | 単品購入作品は永久。プレミアムプランの聴き放題作品とスタンダードプランで選んだ作品は会員期間中のみ(退会後は聴けなくなる)。 |
容量 | 不要 | 必要 |
オフライン再生 | 不可 | 可能 |
用途別の賢い使い分け方
【ステップ1】気になる本を見つけたら、まずは「ウィッシュリスト」へ追加 「この本、面白そう!」「いつか聴いてみたいな」と思ったら、まずは気軽にウィッシュリストに追加しましょう。スマホの容量を気にせず、読みたい候補リストを作れます。
【ステップ2】「絶対に聴く」と決めた本だけ「ライブラリー」へ ウィッシュリストを見返したり、新しく聴きたい本を選んだりして、「よし、次はこれを聴こう!」と決めた本だけをライブラリーに追加(ダウンロード)します。 特に、プレミアムプランの聴き放題対象作品で「これは絶対に聴きたい!」と思ったものは、聴き放題対象から外れる前に聴き始める(またはダウンロードしておく)のがおすすめです。スタンダードプランで毎月選ぶ1冊も、ライブラリーに追加されます。
【ステップ3】聴き終わった本はライブラリーから削除(※容量節約のため) 聴き終わった作品は端末の容量を圧迫するため、定期的に「端末から削除」しましょう。(詳細は後述または【最新】Audible(オーディブル)をオフライン再生する方法!通信量・容量のデメリットと解決策を徹底解説なども参考に)

オーディブルの退会手続きはとても簡単です。
不安な方はこちらで、オーディブルの退会方法を画像付きで紹介しています。
【最新】Audible(オーディブル)を確実に解約!画像でわかる退会方法と損しない注意点まとめ
Audibleのウィッシュリストの使い方(画像解説)
ウィッシュリストは、「後で読みたい、気になる本を一時的にリストアップしておく」ための機能です。
ウィッシュリストの追加方法
スマホ(スマートフォン)からの方法

- アプリ画面下部の「ライブラリー」タブをタップ
- Audibleアプリを開き、画面下部に並ぶアイコンの中から「ライブラリー」をタップします。
- ライブラリー内の「ウィッシュリスト」を選択
- ライブラリー画面の上部(またはフィルターオプション)に表示される「ウィッシュリスト」を選択すると、登録した本のリストを確認できます。
パソコンからの方法

- 作品詳細ページで「その他のオプション」をクリック
- 「ウィッシュリストに追加」ボタンをクリックします。
ウィッシュリストの確認方法
スマホ(スマートフォン)からの方法

- アプリ画面下部の「ライブラリー」タブをタップ
- Audibleアプリを開き、画面下部に並ぶアイコンの中から「ライブラリー」をタップします。
- ライブラリー内の「ウィッシュリスト」を選択
- ライブラリー画面の上部(またはフィルターオプション)に表示される「ウィッシュリスト」を選択すると、登録した本のリストを確認できます。
パソコンからの方法

- 画面上部「ライブラリー」にカーソルを合わせる
- PCブラウザでAudibleサイトにアクセスし、画面上部メニューの「ライブラリー」にカーソルを合わせます。
- ドロップダウンメニューから「ウィッシュリスト」を選択
- 表示されるドロップダウンメニューの中から、「ウィッシュリスト」をクリックすると、登録した本のリストを確認できます。
ウィッシュリストからの削除方法
スマホ(スマートフォン)からの方法

- ウィッシュリストから削除したい本を長押し(または詳細表示)
- ウィッシュリスト画面で削除したい本を長押し(またはPCサイトで詳細を表示)すると、オプションが表示されます。
- 「ウィッシュリストから削除」を選択
- 表示されたオプションの中から、「ウィッシュリストから削除」をタップ/クリックしてください。これにより、リストから本が削除されます。
パソコンからの方法

- ウィッシュリスト内の作品の「削除」アイコンをクリック
- PCサイトのウィッシュリスト画面で、削除したい作品の横に表示される「削除」(またはバツ印)アイコンをクリックします。確認メッセージが表示される場合もあります。
Audibleのライブラリーの使い方(画像解説)
ライブラリーは、「購入済み、またはダウンロードして端末に保存した作品を管理する」ための機能です。
ライブラリーへの追加(ダウンロード開始)方法
スマホ(スマートフォン)からの方法

- 作品をライブラリーに追加
- 聴きたい本の詳細ページを開き、聴き放題対象作品であれば「ライブラリーに追加」、購入作品であれば「購入する」をタップします。
- デバイスにダウンロード
- ライブラリーに追加された作品をタップし、再生画面にある「ダウンロード」アイコン(下向きの矢印など)をタップすると、作品データがスマホに保存され、オフラインでも聴けるようになります。
パソコンからの方法

- 作品をライブラリーに追加
- PCブラウザでAudibleサイトから作品詳細ページを開き、聴き放題対象作品であれば「ライブラリーに追加」、購入作品であれば「購入する」をクリックします。
- アプリでダウンロード
- ライブラリーに追加された後、Audibleアプリでダウンロードするか、作品によってはPCに直接ダウンロードするオプションが表示される場合もあります。
ライブラリーの確認方法
スマホ(スマートフォン)からの方法

- 画面下部「ライブラリー」タブをタップ
- Audibleアプリを開き、画面下部のメニューから「ライブラリー」をタップしてください。あなたのライブラリーに保存されている作品一覧が表示されます。
パソコンからの方法

- 画面上部「ライブラリー」をクリック
- PCブラウザでAudibleサイトにアクセスし、画面上部メニューの「ライブラリー」から、「追加済みタイトル」をクリックします。するとライブラリーに保存された作品一覧が見れます。
ライブラリーからの「端末から削除」方法(※容量節約のため)
スマホ(スマートフォン)からの方法

- ライブラリー内の作品を長押し
- 聴き終わった本など、デバイスの容量を節約したい作品をライブラリー内で見つけ、作品画像を長押し(または作品横の「…」アイコンをタップ)します。
- 「ライブラリーから削除」を選択
- 表示されたメニューの中から、「ライブラリーから削除」をタップしてください。これにより、作品データがスマホから削除され、容量が解放されます。
パソコンからの方法

- ライブラリー内の作品から作品を選んで削除をクリックする
- PCサイトのライブラリーで、削除したい作品にカーソルを合わせ「削除」をクリックします。
賢い「聴く読書」のためのヒント:ウィッシュリスト活用術

ウィッシュリストを単なる「欲しいものリスト」としてだけでなく、さらに効果的に活用するためのヒントをいくつかご紹介します。
- テーマ別に整理: ウィッシュリスト内の本を「ビジネス」「自己啓発」「小説」などのカテゴリで頭の中で分類し、定期的に見直しましょう。
- 定期的な見直し: 週に一度、月に一度など、定期的にウィッシュリストを見直す習慣をつけましょう。これにより、本当に聴きたい本が埋もれてしまうのを防ぎ、新鮮な気持ちで次の本を選べます。
- セール通知を活用: Audibleからのセールメールやアプリ内の通知などを活用し、ウィッシュリストに入れている本が割引対象になったら見逃さずにチェックしましょう。
- ライブラリーへの移動は計画的に: ライブラリーに追加する本は、「今週中に聴き始める」「このプロジェクトが終わったら聴く」など、具体的な計画を立ててから移動させると、「積ん読」防止になります。
【重要】Audibleを退会するとダウンロードした作品はどうなる?

ウィッシュリストとライブラリーを使う上で、そしてAudibleからの退会を検討する際に、最も混同しやすい重要なポイントです。
- プレミアムプランの聴き放題対象作品をライブラリーにダウンロードした場合: Audible会員を退会すると、ダウンロード済みの作品も含めて聴けなくなります。これらは、聴き放題サービスの利用権が会員資格に紐づいているためです。ダウンロードはあくまで会員としてオフラインで聴くための機能であり、作品の「所有」を意味しません。
- スタンダードプランで毎月1冊選んだ作品: スタンダードプランの特典として入手した作品も、ダウンロードしてオフライン再生は可能ですが、Audible会員資格を解約すると聴けなくなります。 これらは聴き放題作品と同様に、会員特典として提供されているためです。
- コインで購入した作品、または単品で購入した作品: これらの作品は、あなたが正規に「購入」し、所有権がある作品です。Audible会員を退会した後も、アプリやPCサイト経由で引き続き聴くことができます。ライブラリーに表示され、再ダウンロードも可能です。
結論: 退会後も永続的に聴き続けたい作品は、必ず「単品購入」してください。プレミアムプランの聴き放題でライブラリーに追加した作品、およびスタンダードプランで毎月1冊選んだ作品は、退会と同時に聴けなくなると理解しておきましょう。
まとめ:ウィッシュリストとライブラリーを使いこなしてAudibleを楽しもう!

この記事では、オーディブルの本を管理する上で重要な「ウィッシュリスト」と「ライブラリー」の違いや使い方、賢い使い分け方、そして退会に関する注意点について解説しました。
- ウィッシュリスト: 気になる本を容量ゼロでリスト化。聴き放題対象から外れると聴けなくなるリスクあり。
- ライブラリー: 購入・ダウンロードした本を管理。オフライン再生可能。単品購入作品は永続的にアクセス可能。プレミアムプランの聴き放題作品やスタンダードプランで選んだ作品は、会員期間中のみアクセス可能(退会後は不可)。
- 賢い使い分け: 気になる本はまずウィッシュリストへ。「絶対に聴く」と決めた本や、「聴き放題対象から外れる前に確保したい」本をライブラリーに追加(ダウンロード)するのがおすすめです。
- 最重要注意点: 退会すると、プレミアムプランの聴き放題でライブラリーに追加した作品、およびスタンダードプランで毎月1冊選んだ作品は聴けなくなります! 単品購入作品は退会後も聴けます。
これらの機能を使いこなすことで、Audibleでの本の管理が格段に効率的になり、あなたの「聴く読書」ライフがさらに快適になるはずです。 ぜひ、この記事を参考に、ウィッシュリストとライブラリーをあなたの読書計画に役立ててみてください。
他にもオーディブルの便利な機能や使い方を知りたい方は、以下の記事もおすすめです。