「オーディブルって便利そうだけど、聴いてもすぐ忘れちゃいそう…」
「聴き終わった後、『あれ? 今何の話だったっけ?』と内容が抜けてしまう」
耳からのインプットに対して、そんな疑問や不安を感じていませんか?
安心してください。人間の脳の仕組み上、最初は「1回聴いただけでは完璧に覚えられない」のが普通です。
年間100冊以上を聴くヘビーユーザーの私自身も、最初は右から左へ情報が通り抜けていく感覚に戸惑った経験があります。
実は私、以前はリハビリの現場(作業療法士)として10年間、患者さんの認知機能や記憶のサポートをしていました。
その経験から言えるのは、オーディオブックは「脳の仕組みに合ったちょっとしたコツ」を取り入れるだけで、記憶の定着率が劇的にアップするということです。
この記事では、オーディブルが「頭に入らない」本当の原因を解明し、ただ音声を聴き流す状態から抜け出して「内容がスッと記憶に残る」効果的な聴き方まで分かりやすく解説します。
自分の脳のクセを知れば、耳読書は一気に楽しくなるから安心してね!
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Audible(オーディブル)が「頭に入らない」6つの原因
まずは、内容が頭に入らない原因を知りましょう。自分の苦手なパターンが分かると、あっさりと解決するかもしれませんよ!
原因1:1回聴いただけでは覚えられないのが「脳の防衛本能」
「聴いているのに頭に残らない…」と落ち込む必要は全くありません。
人間の脳は、情報過多によるパンクを防ぐために、入ってきた情報をあえて「一度では記憶しない」という防衛本能を持っています。
ごく一部の天才を除いて、「一度聴いただけで全部覚えられる」人間は存在しないのが普通なのです。
原因2:「ながら聴き」の作業負荷が高すぎる(ワーキングメモリの圧迫)
頭に入らない一番の原因は、一緒に行っている作業の難易度が高すぎることです。
脳には「ワーキングメモリ」という、情報を一時的に置いておく作業机のようなものがあります。「耳で聴いて理解する」ことに慣れていない段階で、複雑な仕事や考え事が必要な家事を同時に行うと、この机がいっぱいになってしまい、音声がただのBGMになってしまいます。
原因3:無意識の「考え事」に気を取られている
仕事の不安や今日の晩ごはんなど、無意識のうちに別のことを考えていませんか?
紙の本なら考え事をした瞬間に読む手が止まりますが、オーディブルはあなたが別のことを考えている間も自動で進んでしまいます。心がここにあらずの状態では、情報はそのまま素通りしてしまいます。
原因4:読書中に「アイデア」が降ってきてそちらに気を取られる
読書でリラックスすると、ふと良いアイデアが降ってくることがあります。
「あ、これ覚えておかなきゃ!」と頭の片隅で記憶しようとすると、脳のメモリがそちらに奪われてしまい、肝心の本の内容が全く入ってこなくなってしまいます。
原因5:ナレーションの声やテンポが耳に合っていない
プロの朗読とはいえ、「声の高さ」「抑揚」「テンポ」の相性は人それぞれです。
少しでも「聴き取りにくいな」「違和感があるな」と感じる声だと、無意識に脳にストレスがかかり、内容の理解に集中できなくなります。
原因6:そもそも「視覚優位(目で見る方が得意)」なタイプである
人には、情報の取り込み方の得意・不得意(認知特性)があります。
もしあなたが「口で説明されるより、図や文字を見た方が圧倒的にすぐ理解できる」というタイプなら、あなたは「視覚優位」です。このタイプの方にとって、耳からのインプットは根本的に相性が悪い可能性があります。(※視覚優位の方におすすめの代替サービスは記事の後半で紹介します)
オーディブルの内容が「スッと記憶に定着する」5つの聴き方
原因が分かれば、対策は簡単です。
ここでは、脳の仕組みをうまく利用して、内容をしっかり頭に叩き込むための効果的なテクニックをご紹介します。
1. 「散歩×オーディブル」で脳の血流を上げて記憶力を高める
「ながら聴き」をするなら、最もおすすめなのが「歩行(散歩)」との組み合わせです。
リハビリの現場でも、「運動」と「考えること」を同時に行うトレーニング(デュアルタスク)は、脳の血流量を大幅にアップさせ、記憶力を高めるためによく使われます。
つまり、散歩しながらオーディブルを聴くことは、ただ健康に良いだけでなく、物理的に「記憶の定着率を上げる」最高の組み合わせなのです。
2. 再生速度を上げて「集中せざるを得ない」状況を作る
「標準速度だと別のことを考えてしまう」という方に効果的なのが、再生速度を上げることです。
標準(1.0倍速)よりも1.25倍速や1.5倍速の方が、次々と情報が入ってくるため脳がサボれなくなり、圧倒的に集中しやすくなります。
3. 忘却曲線を逆手にとり、同じ作品を繰り返し聴く
人は1日後には74%のことを忘れてしまいます(エビングハウスの忘却曲線)。
だからこそ、絶対に覚えたい本は2回、3回と繰り返し聴きましょう。 オーディブルなら通勤や家事の合間に何度でも聴き直せるため、復習へのハードルが極めて低いです。
4. 聴いた内容を誰かに話す・SNSでつぶやく(アウトプット)
インプットした情報を記憶に定着させる最強の方法は「アウトプット」です。
- 家族や同僚に「今日こんな話を聴いたよ」と話す
- スマホのメモ帳に箇条書きする
- X(旧Twitter)で感想をつぶやく
自分の言葉でまとめる(言語化する)ことで、脳への定着率は劇的にアップします。
5. 「どうしても続きが知りたい!」とワクワクする作品を選ぶ
「勉強しなきゃ」という義務感で聴く本よりも、「どうしても続きが知りたい!」というワクワクする本の方が、脳が喜んで圧倒的に記憶に残ります。
よく一般的にも「ドーパミン」という用語が使われるようになってきましたが、まさにこのことです。楽しいことがあると脳からドーパミンが出ます。このドーパミンがでると記憶に定着しやすくなると言われています。
また、記憶の種類から考えると「小説」などの物語系から聴くのがおすすめと言えます。
ということで、初めてオーディブルを使う方や頭に入らなくて悩んでいる方は、小説から聴いてみるのがおすすめです。
オーディブルは魅力的な小説がいっぱいあるんですよ!もっとここで伝えたいけど、趣旨がズレちゃうから気になる方はこちらの記事もご覧ください。
▶🎧オーディブルでおすすめの小説!絶対外さない傑作が全作聴き放題
小説に慣れてきたら、ビジネス書にも挑戦してみましょう!きっと驚くほど頭に入りやすくなっていると思いますよ。
それか、もう読みたいビジネス書が決まっていて、「私のドーパミンが止まらないんです!」という方は、最初からビジネス書でもいいと思います!
▶🎧オーディブルでおすすめのビジネス書!仕事術や投資の名著が聴き放題
アプリの「便利機能」を使って物理的に記憶をサポート!
ここまで脳の仕組みを利用した聴き方をご紹介してきましたが、もう一つ、オーディブルアプリの機能を使って物理的に記憶をサポートするのも非常に有効です。
- ブックマーク機能:「あ、ここ大事!」と思った瞬間にメモを残して、後からサクッと復習できる。
- 秒数指定の巻き戻し:「今なんて言った?」と意識が飛んだ時に、ワンタップで10秒戻せる。
こうした機能を使いこなすだけで、「聴く読書」の快適さと理解度は劇的に変わります。「アプリの操作がいまいち分からない…」という方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
【実体験】オーディブルが頭に入るようになるまでの3ステップ
今では年間100冊以上聴いている私も、最初は「全然頭に入らない!」という状態からのスタートでした。私がどうやって失敗を乗り越え、耳読書をマスターしたか、そのリアルな体験をご紹介します。
失敗談:いきなり「車の運転×ビジネス書」は全く頭に入らなかった
オーディブルのCMの人に憧れて、わたしはいきなり運転をしながら聴きました(笑)
というのも、当時は作業療法士として忙しく過ごしていたので、通勤中くらいしか本を読む時間がなかったんです。
これがまた頭に入りそうで、入らない‼何回も巻き戻しました。
当時の私はビジネス書や自己啓発本にとてもハマっていたのです。
最初から難易度の高い「ながら聴き」+「ビジネス書」を組み合わせた効果は抜群でしたね…。
ビジネス書が好きとはいえ、この結果でした
ステップ1:単純作業(皿洗い)×「小説」で圧倒的な没入感を体験
車の運転は慣れた作業ではありますが、やはり緊張感があります。そこに慣れない作業であるオーディブルの組み合わせは早かったと判断して、今度は皿洗い中にチャレンジしてみました。
そこで選んだのは『運転者』というビジネス小説です。
普段はがっつりとしたビジネス書ばかり読んでいたのですが、気分を変えてみようと思って、物語形式のビジネス書を読むことにしたんです。
結果、ビジネス書の時とは比べようにならないほどの没入感を味わいました‼
朗読の魅力は、こういった物語にこそ輝くのだと思い知らされましたね。どうしてもビジネス書は平坦な読み方になります。
それが物語になると声の抑揚や強弱などで、登場人物の感情がダイレクトに伝わってくるんです‼
主人公の最悪な始まりに「ズーンとなって」、物語の中盤から「驚き」や「感動」を味わい、これまでに体験したことがないほどの号泣をしたんです。
正直にいうと、車でオーディブルを聴いていた時には、無料期間中にやめようと思っていました。この皿洗い中の経験があったからこそ、3年以上経過する今でもオーディブルを愛用しています。
ステップ2:「全部覚えなきゃ」を手放し、ビジネス書に再挑戦
皿洗いならいけるじゃん!
すっかりオーディブルの読書に自信がついた私は、皿洗い中のビジネス書に挑戦することに。
車の運転中よりは頭に入る感じはするけど、たまに理解が追いつかないことがある。という感じでしたね。
ここで私が行った対策は、「一言一句聴き逃さない」という完璧主義を手放し、とりあえず最後まで聴くということでした。
というのも、紙のビジネス書を読んでいた時も最初理解できなくても、最後まで読めば内容が繋がるという経験が何度かあった為です。それに全ページが重要なことを書いているわけではなく、自分にとって大切なのは2割以下だと知っていたので、その2割に出会うために聴きまくろう!と決心できました。
▶📚「ビジネス書は意味ない」は正しい。残業地獄の私が人生を変えた、たった2割の読書術
とりあえず最後まで聴く。
この対策は成功でした!ピンときた内容はちゃんと頭に入ってきて覚えていたのです!
それからの私は、ふだんあまりしなかった玄関掃除やトイレ掃除などの家事を、オーディブルが聞きたいがために行うようになりました。
ステップ3:ついにリベンジ!車の運転を「最高の読書時間」に変える
あの日誓ったリベンジを忘れてたまるかと、パワーアップした私が挑みました。
相方に選んだのは『成瀬は天下を取りにいく』です。
この状態に到達するまでにかかった日数は約10日。
通勤時間や保育園の迎えに行くまでの時間で1日に聴ける時間は1時間ほど。1週間で聴き終えることができました……‼
この達成感は最高でしたね‼
これができれば今まで読書ができなかった時間に、読書ができるわけですからインプットの量が変わります。
それからの私はビジネス書やエッセイなど色々なジャンルを、運転中や家事中に聴くことができて今に至ります。
今ではオーディブルなしの生活は考えられません。
だって家事の時間が苦痛の時間になるだろうからね…
オーディブルがどうしても合わない方へ(視覚優位なあなたへの提案)
ここまで試しても「やっぱり頭に入らない」「紙の本が好き」と感じるなら、あなたは間違いなく「視覚優位」のタイプです。
それは短所ではなく、目で見る情報処理能力が高いという素晴らしい「個性」です。無理にオーディブルを続ける必要はありません。
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オーディブルが「頭に入らない」時のよくある質問
小説とビジネス書、どちらの方が頭に入りやすいですか?
人によりますが、「小説」の方が情景をイメージしやすく、スッと頭に入りやすい傾向があります。感情が動き、自分が体験したように感じるため、ただの暗記よりも記憶に残りやすいからです。ビジネス書の場合は、「図解が多い本」や「専門用語ばかりの本」は耳だけで理解するのが難しいことがあるため、繰り返し聴いたり、まずは「対話形式の自己啓発本」などから始めると理解しやすいです。
どうしても内容が理解できない時は、本を諦めるべきですか?
潔く諦めて、別の本にいくのも立派な戦略です!
オーディブルは20万冊以上が聴き放題なので、「この本、なんだか難しいな」「ナレーターの声が合わないな」と思ったら、我慢せずに再生をストップ。すぐに別の面白そうな本を探すのが、挫折せずに耳読書を続けるコツです。結局自分には合わなかった場合、すぐ解約できますか?
はい、いつでもスマホで簡単に解約できます。
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まとめ:自分の脳に合った聴き方を見つけよう
この記事では、オーディブルが頭に入らない原因と、記憶に定着させる解決策を解説しました。
一番お伝えしたいのは、「1回聴いただけで覚えられないのは脳の仕組み上、当たり前だから安心して!」ということです。
今回ご紹介した「歩きながら聴く」「再生速度を上げる」などのコツを、ぜひ一つでも試してみてください。
ほとんどの場合聴いているうちに慣れてくると思うよ!
まずは30日間無料体験で色々と実験してみるのが一番です。
コツさえ掴めば、オーディブルは毎日の隙間時間を劇的に豊かにしてくれますよ!
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